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ys blog!

書類屋の亭主とタイ嫁と2人の息子が織りなす日々の記録

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August 22, 2005

名札

裁判所の競売に関する取引として、競落して再度売却するのはごく普通だが、第1抵当権者の債権を買い取るという方法もある。
宇都宮地裁管内の古い事件で1億数千万円単位の案件なのだが、不動産業の某A氏は後者の方法を取って第1抵当権者となった。
某A氏は金持ちゆえになかなか周到だ。
第1抵当を引き継いで、「このあとどのくらいの費用が掛かるか?」と某A氏は私に聞かせたのだった。
裁判所の書記官室で「もし掛かるとしても切手代がわずか」という係書記官の発言を、私は鵜呑みにしてしまった。なお、40万円以上の予納金が余っているので会計課でその還付方法を検討してもらうことになっていた。
ところが今、裁判所から電話。
「予納金が足りません。売却代金が予想以上に高かったので、執行官の売却手数料が67万円も掛かります。あと23万円と切手1万円少々を納付して欲しいのですが」とな。
「なにい!あのとき、わざわざ出かけて行って確認したのは何だったんだ?!」と怒鳴ってやる。
「だれがそんなことを言ったんですか。そんなの言った言わないの世界だから。」と相手。そりゃないだろう。ちょっと切れそうになった。
「この件を担当しているのは女性の書記官ともっと若い男性の事務官でしょうよ。」
「あなたはだれ?アンタ何期よ!」と吹っかけてやる。
「あのう、主任ですけど。Iと申します。」
「あそう、主任さんなの。ふーん。こっちは1部37期だけどさ。言った言わないはないでしょう。それじゃ確認の意味もないから。某A氏に顔立たないじゃないか」
文句を言ってみたところで、裁判所の制度上、どうにもならないことはこっちは十分承知している。
だけどな。こっちもメモを取りながらの確認作業をしているのでそれなりの記録がある。
ところが、裁判所の職員は名札を下げていない。
今、この時代に、である。
名札のないのは、裁判所と入管だけではないのかな。
公安委員会の試験官でさえ名札を下げているのに。
名札があれば、
「何月何日○裁判所の書記官室にて、○書記官が、・・・という説明をした」とかなり具体的な記録を残すことができる。
それができないのは、名札が無いせい。言った言わないで役所側が逃げられるのも名札のせい。
まあ、裁判所だけは特別なんだな。自分の中では。
「同僚後輩をあんまり苛めてもしょうがないからね。某A氏には私から説明しておきます。」というと、I主任も
「こちらの説明不足ですみません。売却手数料が掛かることを計算しないでお答えしたものと思います。」と折れてきた。ちょっと待ってよ。そんなこともわかんないで仕事してんの?
・・・む。自分自身もそれを読んでなかったじゃないか。
「この先、きちんと仕事してね。」と後は引き受けてしまった。
お役所の言うことを信じてしまう自分が悪い。はっきり知識経験不足(いや、忘却だな)と言っておこう。こういうとき、お役所の上を行っておかないと仕事にならないのを痛切に感じる。(だがなあ、あらゆる分野のあらゆる事柄について役所の上を行くのはスーパーマンかなあ)
役所イジメは得意だけど、裁判所だけ甘くなってしまうのはいけないかなあ。自分も人らしい情を持っているということかなあ。

category : しごと
Posted by yshimada at 2005.08.22 (Monday) 03:32 PM | comments (0) | trackbacks (0)

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