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書類屋の亭主とタイ嫁と2人の息子が織りなす日々の記録

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May 26, 2006

廊下判決

どこぞに何度か書こうと思っていたネタだが、既に死語になっている。
今から司法を学ぼうとする人たちには何の足しにもならないから、ここに書きなぐっておこうか。
先年の民訴法改正で「そんな違法」は必要なくなった。
その昔、改正前には「裁判官 判決原本に基づき判決言渡」と書いていた。
民事の判決は原本を作らないと言い渡しが出来なかった(刑事は裁判官の胸三寸でその場で判決できる)。
だから、結審しても判決は後日となるのが常識。
そして、判決言渡しは、やった振りしてやらないのが裁判所の常識(特に簡裁あたり)。
「あのね、判決はね、送るからね、来なくて良いんだよ」
と裁判官が当事者に言う。
もし来られちゃうと言い渡しをやらないといけないから。
で、やった振りして言渡しを法廷でやんないのが
廊下判決
というわけ。
最初聞いたときは、なんじゃそりゃ、と思ったけれど、
言い渡しだけのために開廷するのはメンド臭い。だから、言渡した記録だけ作って実際はやんないわけ。
地元の弁護士の顔立てて、10時に開廷結審、同日午後1時に判決、なんてのもあったが、あれもホントはインチキで原本はまだ出来てないから違法。
小生も作った違法調書ウン千件だろうか。
裁判所ってそういうデタラメな場所です。
国民は、固いお役所だと思ってるんだろうな、きっと。
で、法改正があって、原本に基づかないで判決できるようになったから、訴状陳述から結審、判決言渡しまで1期日で出来るようになったわけだ。
てなわけで、廊下判決をする必要もなくなったんじゃないだろうかな。

category : しごと
Posted by yshimada at 2006.05.26 (Friday) 04:48 PM | comments (0) | trackbacks (0)

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